本日は、血糖値くんとは別ものの定期通院のため、隣町の県立病院へ。
こんな日はどうしても、
今日の空模様と同様、少々重い心持ちになってしまいます。
「行きたい場所」と「行かなければならない場所」は、似て非なるもの。
心持ちが決定的に違います。
「やりたい仕事」と「やらなければならない仕事」
「食べたいもの」と「食べなければならないもの」
「聞きたい話」と「聞かなければならない話」
「一緒にいたい人」と「一緒にいなければならない人」
「会いたい人」と「会わなければならない人」
色々並べてみての「心持ち」の想像、
どこか、笑えてしまいます。
少々の待ち時間の後、名前を呼ばれ診察室に入ると、そこにはニッコリと微笑む若い女性のお医者さんが。。
一瞬、ドキっ❤️としたのです。
(※注釈→若い女性の先生だからという意味ではありませんからね。えっ?いつもの先生は?という意味ですからね。)
「今度から私が主治医となりますのでよろしく」とご挨拶され、診察の開始。
とても丁寧に説明してくださる先生で、どこか安心でありました。
病院を思いの外早く終えることができ、その後は近隣の薬局へ。
するとそこで、白髪混じりのおじさんに「先生!」と声をかれられたのです。
本日、二度目のドキッ❤️ であります。
「んっ? ◯◯◯か〜?」と、一瞬にして名前が出てくる不思議さ。
およそ25年ぶりの再会、更には、お互いマスクをしていて目しか出ていない顔なのに…、何とも不思議な瞬間でもありました。
それからお薬が出来上がるまでの時間、椅子に腰掛け、思い出話に花を咲かせたことは言うまでもありません。次から次へと、出るわ出るわ。
もう40歳になっていた彼。
中学の頃は特別支援学級に在籍していた子なのですが、その記憶力たるや驚くほど。当時のことを鮮明に語ってくれるのです。勿論、私以上に。
当時、彼は突然学校をエスケープし、みんなで大騒ぎしながら探したこともありましたが、今では、笑い話であります。
そして、中学を卒業してからの苦労の多かった人生をも語ってくれたのです。
特別に支援を要する子には、その子に応じた支援プログラムが用意されて然るべき。
ですが、学校とはどうしても、集団生活ということを盾に「ノーマルな型」を強要してしまう場合もあります。
今、考えてみると、この子にも多くのストレスを抱えさせてしまっていたようにも思うのです。
あんなことこんなこと尽きない話で時間はあっと言う間に過ぎて行き、再会を約束しつつ薬局を後にしたのであります。
たった半日なのですが、
今日もまた、神様がくれた「偶然」と「教え子」から、
小さな幸せを分けてもらったような気がしています。
(つぶやき)
コロナ禍で、今年度依頼されていた講演が中止または次年度に延期となっていた中、岐阜から予定通り開催するとの連絡が昨日入ったのです。少々驚きではありましたが、対象が中学生ということもあり、その出会いを楽しみにしつつ、これから資料づくりに勤しもうと思っています。(コロナの関係で半年ぶりの講演となり、正直、ドキドキなのですけどね。)