TVを見ていたら、
「あなたのおかげで、助かりました。」というような
そんな台詞があったのです。
「おかげ」って、いい言葉だなぁと
ふと思ったのでありますが、
○○のおかげで、・・・・・。
○○のせいで、・・・・・。
生きている中で、
声には出さないまでも
このような心の呟きはよくあるものです。
この二つ、
果たして自分はどっちが多いのだろう?と
わが身を振り返った時、
その人の「生き様」が見えてくるように思うのです。
おかげで…と生きてきた人生、
せいで…と生き続けてきた人生、
想像しただけで、
その人生の色合いが全く違って映ります。
今日のネットニュースで、
こんな一枚の写真を見かけたのです。
あまりにも酷いポイ捨て行為を見かねたコンビニの店主が、
店頭に貼り出した張り紙だとか。
こんなポイ捨てを平気でする人を思う時、
とても悲しい気持ちになってしまいますが、
人生を「おかげで…」と生きてきた人なら、
きっとこんなことはしないだろうな…と、
そんなことも思うのです。
道徳とかマナーとか
そんなことではなく、
人として…という次元で。
よく
あまり好ましくないことの時に、
「親の顔が見てみたい」という
そんな言い方、言われ方をすることがありますが、
こんなポイ捨てに限らず、
幼少の頃から
日々の何気ない暮らしの中で、
親がどんな背中を見せ続けてきたのか…
そんなあたりのことが、
その子がどう生きるかにとって
とっても大切なように思うのです。
言葉ではなく、背中。
そんな背中、
言葉のように即効性はないのですが、
間違いなく宿ります。
こわいくらいに宿ります。笑
「○○のおかげで」と生きてきた親の背中もまた、
知らず知らずのうちに宿っていきます。
今日は、
一枚の張り紙写真から
こんなことを思った、
そんな一日でありました。
(つぶやき)
午前中、コロナワクチンの予約の為におふくろをかかりつけの病院に連れて行ったのです。用紙の記入もあり一緒に行ってよかったなぁと思いましたが、帰宅するなり「ありがとう。おかげさまだった。」とのおふくろの言葉。このブログを書いている途中で病院に行ったものですから、つい笑ってしまいました。負けず嫌いの非常に気の強いおふくろではありますが、もしかしたら「おかげで人生」の人だったのかもしれません。笑