♯その日の気分

♪ お気楽・徒然・心のままに ♪

8.1 さすが日本人!

 

さすが日本人!

自分のことばかりではなく、みんなのことも考え、

うつらないように、そして、うつさないようにと、

他者のことも考えた行動が自らの意志できる。

他国のようにロックダウンをかけなくても、

こんなにも感染の拡大を防げている。

さすが、日本だ!

 

と、こんな論調の話が

コロナ第一波の時、

国からも多くのマスコミからも出ていたように記憶しています。

 

そんな公的なアナウンスを聞きながら、

うん、日本ならもしかしたらそうかもな…と、

妙に納得していた自分もありました。

 

このことは、

「個人の意識と行動」が

国全体の感染拡大を防いだということになる訳で、

国や自治体の政策も、

具体的な行動指標を示しつつ

「個人の意識頼み」というものであったように思います。

よく聞く「お願いベース」と言ったようなことも含めて。

 

当時、あまりいい話題ではないのですが、

感染者があまりいない都道府県に他県ナンバーの車が乗り入れると、

どこか白い目で見られたというようなニュースも目にしたことがあります。

このことの良し悪しは別として、

国民の多くがそんな意識であったように思うのです。

 

ん?ということは、

逆説的に言うとすれば、

「個人の意識」が、もし緩々(ゆるゆる)・甘々(あまあま)になれば

感染はどんどん拡大していくということ?

 

今日現在の新規感染者数は、東京都で4058人、全国で12,338人。

更に驚くのは、現在感染者が前日比8,179人という「数字」。

 

一体、どこまでいくんだろう…と、

とても心配になります。

と言いますか、心配を通り越して、危機感、恐怖感、悲しさすら覚えます。

 

「数字」の裏側は見えないものですが、

そんな数字の裏側に、

その人を取り巻く家族の苦しみや苦悩、悲しみがある訳で、

その「数字」が多くなればなる程、

苦しみや苦悩、悲しみを抱える人だってどんどん増えていく。

 

今、人の意識は、どうなっているのだろう?

 

4連休中の都道府県を超えた人の動き、

無観客のオリンピック、その会場周辺の人の動き、

TVニュースに流れる都会の繁華街の人波、

そして、まもなく、お盆がやってくる。

 

「まっ、自分は大丈夫」とか、

「このくらいは平気」「みんなやってる」といったような、

そんな多くの人の心の声が聞こえてきそうです。

 

自然災害と感染症は別ものではありますが、

10年前の出来事の時、

「自分だけは大丈夫」とか、

「ここは大丈夫」といったような「根拠のない自信」(油断)のようなものから、

多くの命が失われたという経験があります。

 

人の意識の問題。

 

感染症のことだって、

もしかしたら行き着くところは、

こんな一人ひとりの「人の意識」なのかもしれないなぁ…と、

素人ながら思ってしまうのです。

 

あぁ…と、見上げる空は、曇り空であります。

青空が見えません。

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