「ある会社」の人たち、
毎年、市内の学校を何度も何度も訪問し子どもたちの生き生きとした写真を撮る。
その写真にメッセージを添えて、毎年「明日暦」という月めくりのカレンダーを作る。
そのカレンダーを、会社の188店舗で販売する。
その収益金は、全額、陸前高田の子どもたちの為に寄附する。
これを10年間、続ける。
「ある会社」とは、
茨城県つくば市に本社を置き、関東圏を中心に188店舗を展開するスーパーカスミさん。
そのカレンダー「明日暦」の10年の軌跡、
「カスミ・明日暦〜「笑顔の写真展」〜」が、
市内のショッピングセンター催事場で開催されており、
私も若干関わった関係もあって
本日、午前中、出かけてきたのであります。
懐かしい写真の数々を眺めながら、
当時の記憶が蘇るのであります。
あの頃ちっちゃかった子が、
大学生や社会人になっている写真もありました。
ただ、その多くの写真には、
・一年に何度も何度もこの町を訪れ、10年間も子どもたちの写真を撮り続けた人たち。
・中心となって陸前高田の子ども支援に尽力してくれた人たち。
・少しでも素敵な「明日暦」を作ろうと必死に頑張ってくれた人たち。
そんな制作サイド、縁の下の力持ちの人たちの姿が、どこにも写っていないのです。
ですが、
多くの写真を見つめながら、
その人たちの顔が思い浮かぶのです。
「見えないけど、見える」、
「いないけど、いる」といったような、
「存在」(Presence)を感じる。
ありがたかったなぁ…とか、
本当にいい人たちだったなぁ…とか、
冷たい雨の中の写真撮影、靴下を貸してあげたなぁ…とか、笑
あー、なんかまた会いたいなぁ…といったような
自然と湧き上がるあたたかなものを感じながら、
会場を後にしたのであります。
写真展は、8/15(日)まで。
もし近隣にお住いの方がおられましたら、
是非、お出かけくださいね。
(つぶやき)
写真展の催事場に到着するやいなや、ビデオが流れているモニターに、あろうことか私のドアップ顔が映し出されたのです…。着いた瞬間ですよ!?こんな驚きはありません、こんな恐ろしいことはありません。まじ、焦りました…。笑 (想像してみてください。会場に入る→モニターには何か言ってるドアップの自分の顔。→ヒェ〜!ちょ、ちょっと待って〜!となりませんか?)伏せ目がちにそそくさとその場を離れたことは言うまでもありません。笑