昨夜、心にぐっとくる瞬間があったのです。
それは、報道ステーションという番組の中での
お二人の言葉。
そのお一人は、防衛省軍事研究所の高橋杉雄さんという方。
ウクライナの情勢を端的でとてもわかりやすく解説しておりましたし、
これまでの専門家同様、軍事面、情勢面を淡々と話すのだろうな…と、
そんな風に思っておりましたが、
ウクライナの少年がサッカーの夢を諦めて国外に脱出した取材映像の後のコメント、
大きな憤りや怒りを押し殺しながら、
涙を堪えつつ話されていたその言葉に、
とてもとても心動かされたのであります。
人の命を奪っていいのか!
子どもの未来を奪う権利など誰にもない!
人として、決してあの指導者を許してはならない!と。
そして、もう一人は、
ポーランドで現地取材にあたっている報ステの大越健介キャスターの言葉。
日本のスタジオにいてあれこれ多くを語るコメンテーターや芸能人の人たちと、
現地の人に触れ、現地の空気感に触れ、
避難する多くの人たち、
そして、それを必死に支えようとしている人たちの
その姿や息遣い、生の言葉を聞き続け、感じ続けている人は、
現実と真実の受け止めが決定的に違うのだと思います。
だから、出てくる言葉の
その重みも、深さも、視点も、全く違っている。
揺るぎない確信のようなものまで伝わってきます。
このお二人に共通していること、
それは、「人」の視点ということ。
人の痛みに寄り添い、
だからこそ、
これは人として許されることなのか!
決して許してはいけないことなのではないか!という怒りと憤り。
そんなことが根底にあることが伝わってくるので、
「説明」に終始する他のコメンテーターや解説者と違い、
聴いているこちらの心が動かされるのかもしれません。
そして、今日の夕方の「報道特集」。
ベラルーシのルカシェンコ大統領に単独インタビューをした
TBSの金平茂紀キャスターの姿にも感銘を受けたのです。
インタビューも、
日本的な当たり障りのないまーまー的なものではなく、
臆することなく、
核心を突いた、更には、批判を織り交ぜながら質問をしていくその姿に、
勇気とか使命感といったようなものを感じたのです。
ある時から、
日本のマスコミを信用しなくなった自分ではありますが、
こんな方々が日本の報道の世界に居てくれることを
とても嬉しく思うのであります。
素人のくせに、
偉そうなことばかり書いてしまいましたが、
何もできない素人ながら、
心に感じたままを書かせてもらいました。
それだけ、この人たちの
「生きる姿勢」に感銘を受けたのです。
「真実」を伝えることを
これからも頑張っていただきたいと思っています。