今日は親父の命日。
そんな日に思い出すのは
薄紫色の藤の花。
高齢のおふくろを連れて
墓参りをしてきましたが、
親父の墓の傍には
あの日と同じように
藤の花が一杯でありました。
思い出とは消え去らないようで、
晩年、親父とおふくろが散歩したという
高田松原を訪れてみると、
おふくろの口から当時の思い出話が
次から次へと出てくるのです。
遠く海を見ながら
何を見つめているのか。
おしどり夫婦とまではいきませんが、
もしかしたら、
よき夫婦だったのかもしれません。
藤の花と親父の命日。
柔らかな日差しと共に、
穏やかに過ぎていきました。
(つぶやき)
高田松原を訪れた後、ソフトクリームが食べたいと言い出す87歳(さすが我が母)。車の中でソフトクリーム三昧の二人でありました。更に、お昼は中華料理屋のテイクアウトにしようと言い出す87歳。どこまでもエネルギッシュ、元気な87歳であります。「親孝行したい時には親はなし」と言いますが、こうして今居てくれていることが、幸せなのかもしれませんね。