「周到」という言葉が、頭から離れません。
「周到」とは、
「手落ちがなく、すべてに行き届いていること」という意味。
この言葉を使った「用意周到」は、
→ ポジティブな意味では、
・前もって必要な物事を準備できる細かい気配り
→ ネガティブに用いれば、
・犯罪や人の追い落としを図るなど、悪い計画を非常に細かい部分まですり合わせて立てている場合や、細部まで用意する様子が執念深い性格に感じられる際に「用意周到」をネガティブな意味で使うことも。
あの国の一連の行動をニュースで見ていると、
遥か前から周到に準備された「計画」が、
水面下で全て計画通りに進んできており、
今の最終段階が
目に見える形で表面化しているだけに過ぎないのでは…と、
背筋の凍るような恐さを感じます。
そこに暮らす「人びと」のことは、一切、お構いなし。
歴史的な背景が何かあるにせよ、
「方法」「手法」が、これでいいのか。
こういったことが許されていいのか。
常々「人権」「人権」と、世界は言うけれど、
「力」にはどうしても敵わないのか…。
と、
平和ボケした老人は、呟きます。
歯がゆい思いばかりが募ります。