♯その日の気分

♪ お気楽・徒然・心のままに ♪

11.11 息子夫婦の「披露宴の日」

本日は、11.11。

1が4つも並ぶ、どこか縁起の良さそうな日。

 

今日が息子夫婦の「結婚披露宴の日」だったということを、

遅い朝食を食べながら思い出し、

急ぎケーキ屋さんに車を走らせるも、ホールケーキはなし。

ということで、形ばかりのこんなシフォンケーキを。

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8年ほど前の息子の結婚披露宴、

思い出されるのは、彼の友人たちのこと。

 

震災で全てを失い、

彼が産まれてからずっと撮りためていた写真やアルバムも一切なくなり、

披露宴で流れる新郎新婦プロフィール紹介のスライドショーだってきっとできないはず…と、

どこか申し訳なさも感じながら思っていたら、

 

司会の方のコメントで、身体が震える程に、涙腺崩壊。

 

きっと震災で写真がなくなったはずと、

多くの友人たちが連絡を取り合い、

息子が写っている写真を必死に集めて完成させたスライドショーだとか。

 

会場に映し出された一枚一枚の写真を見つめながら、

彼が小さかった頃のことや、友人たちの心に思いを馳せ、

ダラダラと流れ落ちるものを一切止めることもしなかったように記憶しています。

 

これが、彼の披露宴での一番の思い出。

よって、あいつがどんな出で立ちであったか等、一切記憶なし!なのであります。笑

 

どこの親でもそうであろうと思いますが

親子4人、いつまでも幸せに…と、

心から願います。

 

(つぶやき)

ケーキは、サブライズ的に夕食後に登場。小1の1号が活躍してくれたのであります。1号、ありがとねっ!

 

11.10 オルゴールの調べ

 今は青空が広がっておりますが、

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 今朝、目覚めた時にはこんな風景が…。

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また寒い季節がやってくるんだな…と、少々気が重くなってきますし、

どこか、もの思いにふけると言いますか、後ろをふり返ってもしまいます。

 

過日、知人が我が家を訪れた際、こんな手土産を持って来てくれたのです。

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「うわぁ〜、みっちゃんのだぁ⁉️」と、思わず興奮。

 

こんな手土産ひとつで、広島で出会った人、出来事、見えた風景の一つひとつが、リアルに思い出されるのです。

 

実は、昨年の広島で、人生初の広島風お好み焼を食べたのが、この「みっちゃん」というお店。

とても綺麗なお店で、大きな鉄板を前にしたカウンター席に腰を下ろし注文したはいいものの、

鉄板に鎮座するお好み焼きをどうやって食べたらいいのかがわからず少々戸惑っていると、

若いお兄ちゃんスタッフの方が優しく教えてくれたのです。(こんなちょっとした瞬間に、広島の人はみんないい人だ〜!と思ってしまうのです。)

 

そんな出来事を思い出してみたり、

広島のあの人はどうしてるかなぁ〜?元気にしてるかなぁ〜?と、人の顔が浮かんできたり、

中心市街地の大きなショッピングビルの2Fにバスセンターがあるって画期的だよなぁと、排ガスの匂いのするあのロータリー型バスターミナルを思い出してみたり、

今回、頂戴したお好み焼きひとつで、いろいろな思い出が蘇ってくるのです。

まるで、雑誌のバックナンバーを読み返すが如くにです。

 

嬉しかったことも、悲しみに暮れたことも、切なく涙したことも、感謝に溢れたことも、

ちょっとした風景や物、音楽、場所、香りetc...そんなものでリアルに蘇ってくる。

心の中にある思い出とは、摩訶不思議なものです。

 

晩秋とは、少々、後ろをふり返ってしまう、

そんな季節なのかもしれませんね。

 

(つぶやき)

そんな秋、こんなオルゴールの調べでも如何ですか?歌詞があると切なくなってしまいますので。

11. 9 人生初の甲子柿

 

昨夜は強い風吹く夜であり、時折目を覚ましてしまう程でありました。

まっ、夜中に目を覚ましてしまうのは、年齢と共に近くなる「あること」も原因なのではありますけどね。苦笑

 

昨日は、秋晴れの青空の下、「甲子柿」を求め、釜石仙人峠道の駅を目指しました。

ですが、

わが人生を象徴するかのような、よもやの展開に…。

 

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されどされど、

何事においても往生際の悪い私は、販売店を何とか探し当て、人生初の甲子柿を無事にゲットしたのであります。

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販売所に「これはトマトではありません」とのわざわざの注意書きがありましたが、

帰宅し、「お土産だよ〜!」と1号2号に手渡すと、

「あっ、トマトだ〜!」との第一声。

正に、真っ赤に熟したトマトのような柿なのであります。

 

過日は、岐阜で名産の柿をご馳走になり、

神奈川の方からは柿を送っていただき(ダイダイ丸という品種。そのままでも甘くて美味しい。)目下、干し柿作りにチャレンジ中、

そして、今回の甲子柿。

 

この秋は、柿三昧の秋であります。

 

(つぶやき)

勿論、あっさり醤油味の釜石ラーメンも食べてきましたよ。思い出の場所、思い出の味でもあります。

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11. 8 災害に遭うということ。

 

昨日は、午前中からNHKの方がお見えになり、取材の一日となりました。

 

この方、まだお若いのですが、震災から10年ということもあり、東日本大震災で被災した人たちの心が知りたいとのことで、精力的に三陸沿岸を取材されているようです。

ご自身もまた、乳児の頃に阪神淡路大震災に遭い、記憶にはないまでも、両親から九死に一生を得た当時の状況を聞いて育ったという方で、仕事に情熱を燃やす何とも心優しき青年カメラマンでありました。

 

より多くの人の話を聞いてもらった方がよいように感じ、取材の途中から、市内に住む知人にも来てもらい、結局、全ての取材を終えたのは夕方4時頃。心が丸ごと震災モードとなった、そんな一日でありました。

 

様々質問を受けつつ、普段、心の中で蓋をしている部分の話をすることもあり、複雑と言えば複雑な心境にもなったのですが、話すことで、これから起こるであろう自然災害で、犠牲になる方が少しでも減るのであれば…と、恩返しとか使命感にも似た様な気持ちで話したように思います。

 

併せて、この方に紹介したものは、岩手日報の動画。

「これが、私の気持ちに一番添っているものです。」と。

 

Youtubeで、

岩手日報 最後だとわかっていたなら」とか、

岩手日報 大切な人を想う日」で、検索してみてください。

多くの短い動画の中に、それぞれの人の心があります。

www.youtube.com

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災害に遭うってこういうこと。

家族を亡くすってこういうこと。

だからこそ・・・。

 

悲しい気持ちにさせてしまうかもしれませんが、もしよければご覧になって下さい。

人の心に寄り添う岩手日報さんの切り口って、すごいな、ありがたいなって思います。

 

NHKの若き彼の取材が、被災した人たちの心に寄り添いつつも、

全国多くの人たちの、命を守ろうとする心に届くことを祈ります。

 

(つぶやき)

秋晴れの今日、これから「甲子柿」を買いに釜石仙人峠道の駅に行ってきます。岐阜でも美味しい柿をご馳走になってきましたが、甲子柿とは燻した柿とか。まだ食べたことがないので楽しみにしつつ車を走らせます。あそこの道の駅の釜石ラーメンも美味しいですしね。

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11. 6 無謀な音楽集団

 

子どもたちの歌声に、感激❗️

 

今日の午後は、市内の気仙小学校にお邪魔してきました。

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と言いますのも、奥州市ライヴハウスを経営されている方(浜田さん)が、

ライヴハウスで集まった募金を学校に支援金として届けたいということで、

市内老舗醤油屋の会長さんと共にその付き添い役を務めた次第です。(まっ、わかりやすく言えば、運転手です!)

 

訪問したのは私を含めて4人。

校長室に通され、浜田オーナーさんが校長先生に支援金を手渡そうとすると、

「突然なのですが、全校児童の前で贈呈式を行いたいのです。お礼の合唱も聞いていただきます。」とのこと。

 

えっ?全校児童の前で?

慌てる4人…。

冷や汗たらりの4人…。

 

されど、されど、

一応音楽集団の4人。

即興で歌を披露しようと無謀なことを言い出すライヴハウスの親分(浜田さん)

 

急ぎ、私の自宅からギターとコード譜を調達し、

ボーカル→浜田、ギター→鈴木(ライヴハウスの店長さん)、ピアノ→私、の編成で、

一切練習なしで贈呈式に向かう、何とも無謀な4人…。

 

ということで、

贈呈式では、子どもたちの素敵な歌声と、

無謀集団の歌声が響いたのであります。

 

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贈呈式を無事に終え、学校を後にする際の昇降口でのこと、

掃除の時間で廊下を掃除していたちっちゃな子から、

「今日の歌、よかったよ〜。」と声をかけられた4人。

 

「ふふっ、来てよかったなぁ…。」と思えた瞬間でありました。

 

気仙小学校の皆さん、今日は、ありがとうございました。

 

やっぱり学校っていいなぁ〜と、

改めてそんなことを思った私であります。

 

(つぶやき)

無謀なことを言い出すライヴハウスの親分と、それを実現してしまう無謀音楽集団。「奇跡の一本松」ではありませんが、正に、奇跡的なアンビリーバボーな展開でありました。

生歌は聴いている人の心に届く。きっとあの子たちの心にも、応援している大人たちの心が届いたのではないかな…と思っています。浜田さん、鈴木さん、遠路、ありがとうございました。応援してくれている皆さんにも、どうぞよろしく伝えて下さいね。

明日は、NHKさんの取材です。一体、どうなることやら…と、少々、いや、かなり、気重っ。

 

11. 5 津波防災の日。「きょうを守る」

 

今日は、「津波防災の日」。

 

という訳でもないのですが、

本日午前中、少々お願い事があり「東日本大震災津波伝承館」の副館長さんにお会いしてきたのです。

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入館すると、受付には中国語と英語バリバリの旧同僚が美しい笑顔で出迎えてくれ、暫しの世間話に花が咲き、

その後、副館長さんを待つ間にも、説明員の方から声をかけられ(私は存じ上げないけれど、相手は私を知っているパターン)、

数年前の音楽祭での講評に感激したとの予想だにもしないことを話される等、なかなか副館長さんに到達できないのであります。

 

本日の用件は、あるドキュメンタリー映像を津波伝承館で上映してもらえないかというお願いでの訪問。

実は、この映像作品の主題歌を作詞した方からの依頼で、この方と伝承館との間を取り持つことになったという訳です。

 

そのドキュメンタリー映像とは、これ。

Wikipedia 「きょうを守る」

youtubeにも映像のダイジェスト版がアップしてあります)

そして、この映像は、何カ国語もの字幕が付けられ、世界各国で上映されているとか。

 

昨日、この映像を久しぶりに見ましたが、

やっぱり、何と言いますか、心が締め付けられるような感覚になると言いますか、

何とも複雑な心になってしまいます。

 

ですが、津波伝承館のように、津波の恐さを後世に伝え、減災や避難を考え、

二度と悲劇を繰り返さないというアプローチの施設には必要なのかもしれません。

 

地元出身の大学生が、震災直後のこの町の人々のインタビューをまとめたこの映像。

多くの人たちに、観ていただきたいと思います。

そして、それを観た後、心に残ったこと、その中にこそ、

人命を第一にした防災や減災の方向性があるように思います。

 

津波伝承館、今日も多くの子どもたちが訪れておりました。

副館長さんのお話によれば、この秋だけで、ここを訪れた学校は200校を超えるとか。

皆さんも機会があれば、是非、足をお運び下さいね。

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(つぶやき)

午後には来客です。来年開催予定のイベントでの講演依頼ということで、退職女性校長会の代表の方々がわざわざお見えになったのです。話してほしいことは、「前へ!」ということ。普段から何事も後ろ向きの私には、至難の技なのであります…。

11. 4 花の咲く時期 人が花を咲かせる時期

 

岩手の11月は、とっても寒いのです。

 

花は、あたたかな季節に咲くものというイメージを勝手に抱いておりますが、

わが家の玄関には、過日、岐阜の中学校から頂いたこんなお花が。

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この花を見ると、感謝と共に、あの生徒たちやあの学校のこと、

そして、穏やかな笑顔の校長先生のことが思い出されます。

 

ふと、寒風吹く庭に目をやると、そこにはこんな花々が。

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外で咲いている花々を見ると、寒いのに偉いなぁ〜と思いつつ、

感謝と共に、神奈川にいらっしゃるあの方を思い浮かべてしまいます。

 

花と言えば、

昔、こんなことを言っていた方がおりました。

 

花は、その花によって咲く時期が違う。

子どもだっておんなじ。

それぞれ花を咲かせる時期が違うもの。

但し、根は大事。

根を慈しみ育てることを怠ることなかれ。

いつか花を咲かせるその日の為に。

 

私は花の似合うような人間ではありませんが、

花を見て、あんなこと、こんなことが心に浮かぶ、

そんな秋晴れの朝でありました。

 

(つぶやき)

大人でも人生で花を咲かせる時期ってありますよね?偶然、こんな歌に出会ったのです。前に進もうぜ!頑張れ!頑張れ!というような妙に元気の出る歌。もしかしたら中日ドラゴンズへの応援ソングでしょうか?

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