昨日は、午前中からNHKの方がお見えになり、取材の一日となりました。
この方、まだお若いのですが、震災から10年ということもあり、東日本大震災で被災した人たちの心が知りたいとのことで、精力的に三陸沿岸を取材されているようです。
ご自身もまた、乳児の頃に阪神淡路大震災に遭い、記憶にはないまでも、両親から九死に一生を得た当時の状況を聞いて育ったという方で、仕事に情熱を燃やす何とも心優しき青年カメラマンでありました。
より多くの人の話を聞いてもらった方がよいように感じ、取材の途中から、市内に住む知人にも来てもらい、結局、全ての取材を終えたのは夕方4時頃。心が丸ごと震災モードとなった、そんな一日でありました。
様々質問を受けつつ、普段、心の中で蓋をしている部分の話をすることもあり、複雑と言えば複雑な心境にもなったのですが、話すことで、これから起こるであろう自然災害で、犠牲になる方が少しでも減るのであれば…と、恩返しとか使命感にも似た様な気持ちで話したように思います。
併せて、この方に紹介したものは、岩手日報の動画。
「これが、私の気持ちに一番添っているものです。」と。
Youtubeで、
「岩手日報 最後だとわかっていたなら」とか、
「岩手日報 大切な人を想う日」で、検索してみてください。
多くの短い動画の中に、それぞれの人の心があります。
災害に遭うってこういうこと。
家族を亡くすってこういうこと。
だからこそ・・・。
悲しい気持ちにさせてしまうかもしれませんが、もしよければご覧になって下さい。
人の心に寄り添う岩手日報さんの切り口って、すごいな、ありがたいなって思います。
NHKの若き彼の取材が、被災した人たちの心に寄り添いつつも、
全国多くの人たちの、命を守ろうとする心に届くことを祈ります。
(つぶやき)
秋晴れの今日、これから「甲子柿」を買いに釜石仙人峠道の駅に行ってきます。岐阜でも美味しい柿をご馳走になってきましたが、甲子柿とは燻した柿とか。まだ食べたことがないので楽しみにしつつ車を走らせます。あそこの道の駅の釜石ラーメンも美味しいですしね。