今日は風の強い一日。
能登半島地震から今日で一ヶ月。
元旦のあの日受けた衝撃を今でも覚えています。
あれから一ヶ月。
きっと現地で避難生活をしている人たちは、
被災から何日目といったようなそんな感覚はなく、
大きな悲しみや喪失感と向き合いつつ、
目の前の厳しい現実を見つめながら、
長い一日を必死に過ごしているように思います。
悲しみや喪失感、
時に、やり場のない憤りや悔しさ、怒りとなって
自分の心に襲いかかってくることもあり、
自分自身を立たせておくことがやっと…という方も
数多くいらっしゃるのではないかと、そんなことも思います。
「災害の最大の悲しみは、家族を亡くすこと」
今TVでは国会中継を流しておりますが、
国を含めた復旧復興の舵取り役をする立場ある人たちには、
どうか、災害の規模感や数にばかり目を向けるのではなく、
人の「痛み」に心を寄せ、
その痛みを自分ごととして想像してみること、
そんなことから始めてもらいたいような気もするのです。
どんなことでもそうですが、
「根っこ」にある考え方によって、
その「方向性」が決まり、
「方法」が見えてくる。
考え方の根っこは、
とても大切です。
能登半島や北陸に、
一日も早く日常が戻りますように。
(写真は朝日新聞デジタルより)