♯その日の気分

♪ お気楽・徒然・心のままに ♪

1.14 能登半島地震と受験生

 

この週末2日間は、大学入試共通テストとか。

 

能登半島地震で被災した子にとっては

とても苦しく、精神的にも混乱の2週間だったように思います。

特にも、もし家族を亡くした子がいるとするならば、

言葉では言い表せない程の精神状態で

この試験に臨んだように思います。

 

東日本大震災の発災は3月でありましたので、

就職にせよ進学にせよ、進路先は決まっていたのですが、

当時のあの子たちは大きな大きな葛藤の中、

その先の道に歩み出したという記憶があります。

 

自宅の流失は勿論のこと、

親や家族を失うという人的被害も信じられない程多く、

そんな中、

・親や家族を残して自分だけ行っていいのか?

・家族の為に、この町の為に、自分は残るべきではないのか。

・親を一人にさせていいのか。

・自分だけ普通の暮らしをしていいのか?

・震災になんか負けない。等々、

多くの若者たちが深い葛藤の中、

4月を迎えたように思います。

 

きっと、能登半島で被災した子たちもまた

同じような思いを抱きつつ

今回の試験に臨んだのではないでしょうか。

 

田舎の子は特にも心優しい子が多いので、

親のこと、家族のこと、自宅の再建のこと、町の復興こと、

そして、自分の夢のこと等、

様々なことを考えてしまうはずですが、

・最終的には「自分で決める」

・若者は「自分の夢を追う選択」をしていい。と、

大きな災害を体験した身として、この2つのことを思います。

 

きっと親だって

それを望んでいるはずですから。

 

今は、先の全く見通せない苦しい中なのだけれど、

がんばれ、がんばれ、受験生。

がんばれ、がんばれ、若者たち。

必ず未来は拓けるから。

 

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