わが家の小さな庭は、
まもなく90歳になろうとする義父が造ってくれています。
その様子を見ていると、
土を耕す、土に栄養を施す、丹念に水をやるなど、
土や根のことに多くの時間をかけているように見えます。
そうすると、
春には、とっても素敵な花を咲かせるのです。
そんな義父の姿を見ていると、
「根を培えば樹は自ら育つ」という言葉を思い出すのです。
勿論、子育てや人材育成のフレーズとして。
ふと、
子育てや人材育成の上の
「根を培う」って、どういうこと?
子どもの「根」、大人の「根」って、何?
「培う」って、誰が? どんな風に? と
そんなことも思います。
いずれ、
「根を培えば」
人は、「自ら育つ力」を得るのでしょうね。
これ正に、「生きる力」です。
土の中のことや根は、目には見えない。
ということは、
綺麗な花を咲かせるためには、
「目には見えないものを大切に丁寧に時間をかけて培え」
ということになるのでしょうかね。
(つぶやき)
義父がわが家の庭に一番最初に植えたのは「キングサリ」というものでした。あれから三年、今ではこんなに綺麗な花をつけています。
ニュースを見ていて、国の偉い人たちの「根」って、一体どうなっちゃったの?と、そんなことを思ってしまうのは、私だけでしょうか…。
今日は親父の命日。お上手の言えない愚直な人だったなぁ…って思います。