私の母親は、
若い頃から和裁の内職をしながら、
私たち兄弟を大学まで出してくれたのです。
今でも記憶に残っているのは、そんな母の後ろ姿。
もう85歳になった母、
若いパパの為に浴衣を縫ってあげたいと言い出し、
昨日は、パパ夫婦と共に呉服屋さんへ。
そして、
それはそれはすてきな生地と帯を購入してきたのです。
ですが、高齢の為、目がかなり弱ってきており、
縫い針に糸を通すことができるような
「そんな老眼鏡があったらいいなぁ〜」と、
呟くのです。
また、
「くけ台」という和裁で使う道具も、
「あったら便利だなぁ〜」と、
そう呟くのです。
今朝、遅い朝食を食べていたら
隣に住む義父(こちらは間もなく90歳)がやってきて、
あれやこれやの四方山話。
そんな話の中で、
「とにかくあんこ物が大好きで、お饅頭や最中が堪らなく好きなんだ〜」と、
そんなことを呟くのです。
昔、オフコースの曲で、
「老人のつぶやき」という歌があり、
私、この曲が大好きだったのです。
「老人のつぶやき」が大好きな私。
「老眼鏡」は、昨日、購入。
本日は、
「くけ台」探しと、
「お饅頭、最中」探しに大奔走の
そんな一日となったのであります。
(つぶやき)
ブログを書き終えた後は、NHKの取材でありました。教え子のメジャーデビューに関する番組を作るということで、二人の対談形式での取材。冷や汗、たらり…。
オフコースの「老人のつぶやき」とは、こういう曲です。還暦を過ぎた今、その歌詞にしみじみと感じ入ってしまいます。
オフコースと言えば、私の一番好きな曲は「でももう花はいらない」。ついでに、載せときます。