♯その日の気分

♪ お気楽・徒然・心のままに ♪

6.29 覚和歌子さんという詩人

私の尊敬する詩人に
覚和歌子さんという方がいます。
 
人間的に大変素晴らしい方であり、
そんでもってちょっとおちゃめ。
ずっと私を支え、励ましてくださった方。
ある意味、恩人のような人です。
 
そんな覚さんが、
一ヶ月程前、
Facebookにこんな一編の詩を載せておりました。
 
 
かみさま
かみさま とよびかけて
はーい とへんじをされたら
なんだかこまる
かみさま とよびかけた 
そのあとの 
しばらくの しずけさに
かみさまは いる
@Wakako KAKU
「海のような大人になる」(理論社/2007)所収 
 
 
詩って不思議です。
短い言葉なのに
心にす〜っと入り込み、
知らず知らずのうちにその世界が心の中に広がっていく。
 
今の世の中、
どこか直接的、且つ、極端になってきたように私には映り、
急か急かと何か得体の知れないものに追われるような感覚の中、
0か100か、白か黒か、明か暗か、喜か怒か、
針がその時々、
左右に極端に振れてしまうようなそんな世界。
 
勿論、
言葉だってダイレクト。
 
覚さんの詩の一つひとつの言葉が、
丁寧に使われ、
生き生きとしているように、
たとえ質素であったとしても、
もっと丁寧に暮らし、
もっと丁寧に生きたいものだ…と、
そんなことを思います。
 
丁寧に暮らしてみる。
丁寧に生きてみる。
 
きっと、
見える世界が違ってくるように思うのです。
 
(つぶやき)
昨日の、雨上がりの奥州市前沢区の夕景です。普段と何も変わらない夕景なのですが、なぜかとっても綺麗に思えたのです。久しぶりに娘に逢えたからかなっ。それとも、食事制限中の私、久しぶりに揚げたて熱々のトンカツを食べたからかなっ。笑

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