初任校時代に担任した生徒から連絡が入り、
昨日、宮古市の「なあど」という道の駅で待ち合わせをし、
36年ぶりの再会を果たしてきました。
当初は、ツーリングも兼ねてバイクで行くつもりでおりましたが、
途中、雷雨の予報もあり、
迷いに迷った挙句、車で移動することに。
相手51才、私62才、どう見ても異様な組み合わせのおっさん二人組。
ですが、会った瞬間から、時間が一瞬にして36年前に戻るのです。
人生、半世紀以上も生きていれば、大きな苦労の一つや二つはしているもの。
昼食をとりながら、あんなことこんなことを自然に語れる不思議さも感じつつ、
話は尽きないのであります。
「会ってよかったなぁ…。」と、
あいつの車を見送りながらしみじみと思いましたし、
彼の今後の人生の更なる幸福も願ったのであります。
中学の教員になった1年目に担任した生徒、
まして、世の中的には、全国的に中学校での校内暴力真っ盛りの昭和50年代、
きっと、担任として満足な指導や支援もできていなかったはずなのに、
36年も経った今、こうして声をかけてくれ、時間を共にできることの幸せを
ありがたい思いと共に感じた時間でもありました。
再会を果たした後は、
すれ違うツーリングバイクの多さに、
「やっぱりバイクで来ればよかったな…。」と、羨ましい気持ちを抑えつつ、
ツーリングコースになりそうな大自然の中の道をあえて選び、
車を走らせたのであります。
結局、この日、雨には降られませんでした…。(悲)
(つぶやき)
岩手の高校生たちが大阪の子ども食堂への物資支援プロジェクトを起ち上げたことはここでも紹介しましたが、教え子との別れ際、彼から茶封筒を手渡されたのです。「先生、オレ、子どもって好きなんです。これ、先生がブログに書いてた高校生たちの足しにして下さい。」と。そんなあいつの心が、妙にグッ…ときたのであります。勿論、再会の約束もしましたよ。次回は、陸前高田で。焼酎がかなり好きらしいので、居酒屋「俺っ家」に連れていき、浴びるほど呑ませてやろうと思っています。