● よくできた。
● すこしできた。
● できなかった。
小学校に入学して初めての夏休み。
そんな孫1号の「夏休みの計画表」が冷蔵庫に貼ってあります。
それをちょっとだけ見せてもらうと、
・なつやすみにできるようになりたいこと。
・まい日やること。
・1日のよてい。
そして、
・その日の一行日記 + ●●●によるその日の自己評価
こんな感じになっています。
こんな項目、内容が少々高度になったとしても、
中学三年まで、同様の項目となっており、
お子さんをお持ちのお父さんお母さんなら、
これまで何度も目にしてきた極々あたりまえの計画表ではないでしょうか。
そんな「計画表」の裏側にちりばめられている願いは、
a. 自分で決める。
b. 決めたことをやろうとする。
c. それをふりかえり(自分を見つめ)自己評価する。
というもの。
これを義務教育の9年間続けることとなります。
ちょっとスケール感を大きく持って考えてみれば、
上記の a.b.c って、
人生そのもの。
心の中ではいつもこんなことの繰り返しだったように思うのですが、
如何ですか?
いろいろ思い悩みつつも、
自分で決めてここまできたじゃないですか。
そして、心の中で自分自身を見つめることなんて、
毎日のように繰り返しているように思うのですが、どうですか?
自分、これでいいのかなぁ…とか。
ってことは、
夏休みの計画表=これからの人生を生きるための練習?
なんてことを思ったりもするのです。
そう考えた時、
今、目の前にある「計画表」の「●●●」という結果が大事なのではなく、
どのように決めたか、
一日をどのようにふり返るか、の、
どのようにというプロセスの中に、
大きな大きな意味があり、
とっても大切になってくるように思うのです。
そんな小さな営みの繰り返しが、
これから先の人生に、きっと生きてくるように思うのです。
普段、何気なく、あたりまえに流してしまっていることの、
その意味、意義を考えてみる。
大切なことを、見失わない。
たかが夏休みの計画表、
されど・・・ってとこでしょうかね。
九州福岡では、
コロナの関係で明日から夏休みというニュースも目にしましたが、
子どもたちにとって、夏休みとは限りなく魅力的なもの。
十分十分にに楽しみつつも、実りある夏休みであってほしいなぁ〜と、
ここのお爺ちゃんは、心から願うのであります。
(つぶやき)
ちなみに、1号の夏休み初日の自己評価は ● 。はぁ〜?と声を出して大笑いしてしまいました。普通、初日くらいは ● となるよう頑張るんじゃないの〜?けれどけれど、あとは上がるだけ❗️と見つめていたら、二日目は ● になりました。すごい、すごい。笑
大人になっても、自分自身を見つめ、ふり返るってことは、社会の大きな変化や価値観の多様化ということもあり、とっても難しいものです。そんな中で多くの悩みも抱え苦悩することもありますしね。人生、幾つになってもお勉強。その連続なのかもしれませんね。
ちなみに、私の人生を何となく自己評価してみれば ● かなぁ〜って思います。えっ?甘すぎる?すみません…。
夏休みの計画表の表紙一番下に「きみの手に、みらいの夢を」と書かれてあります。子どもに向けたメッセージとして、何とも素敵なフレーズであります。