♯その日の気分

♪ お気楽・徒然・心のままに ♪

1.13 「もっと気楽に生きてみれば?」

今日の気分は、

「遠くに思いを馳せる」ような気分です。

 

ちょっとだけ、思い出話をさせてください。

それは、20年以上も前のこと、

当時、私は、中学で教務主任をしておりましたので、いつも職員室に居て、日々の時間割のこと、学校行事の企画・立案、各教科の進度管理など、机上でする仕事が多かった時代であります。

また、当時、学校には不登校の子がいたこともあり、心理学なるものに興味をもち、私の机上には、「学校教育相談」、「児童心理」など、生徒たちの心を少しでも軽くするような内容の書物が、いつも並んでおりました。

 

とある休み時間のこと、

女の子二人が明日の連絡事項の確認に、私のところにやってきたのです。

そんな連絡を終えた時、何を思ったか、一人の女の子が、

机上の一冊の本を指差し、

「これって、先生の本ですか?」と、聞くのです。

その本の名前は、「もっと気楽に生きてみれば?」という本。

「うん、そうだよ。とっても参考になるんだよ。」と答えると、

「えぇ〜、先生、これ以上、気楽に生きるんですか〜⁉️」とニヤニヤ顔。

私、「はぁ〜❓」といい、彼女たちを即刻職員室から追い出すのであります。^^

 

生徒たちにとってみれば、日々の私がお気楽そうに見えたのでしょうね?

あんなに真剣にやっていたのに…。(涙)

と言いますか、私自身、生徒たちと授業すること、ふれ合うこと、会話することが、楽しくて楽しくて仕方なかったのであります。

 

ということで、そんな時代から、「心理学」なるものに興味をもっていたのです。

 

とある心理学の文献の中に、こんなことが書かれてあった記憶があります。

 

自分の心が苦しい時、

自分の中にある「must」文章表現を変えた方がいい

時に、自分の中の「must」が自分自身を苦しめるから。と。

(must →「〜ねばならない)

 

例えば、こんな具合にです。

◆友達とは、仲良くしなければならない

 (そうすると、仲良くできない自分が許せなくなる)

 →友達とは、仲良くできた方がいい

◆決めたことは、絶対、最後までやり通さなければならない

 (そうすると、やり通せない自分が許せなくなる)

 →決めたことは、最後までやり通すに越したことはない

 

「→」の方の考え方には、目標もあり、そうならないことも時にあるんだよな…というもの)もある。

 

人生なんて、そんなもんです。

 

こうでなければならないと、自分で自分に「固い囲い」をしてしまうと、

時に、囲いからはみ出す部分、囲いまで届かなかった部分が、自分を悩ませてしまうこともある。

 

もっと、心は「柔軟」でいい。

 

そんな風に自分はとらえたのです。

 

昨日が成人式ということもあり、若者の「悩み」をちょっとだけ耳にしました。

ということで、少しだけ、若者たちへのメッセージを。

 

例えば、大学生活のこと。

中学・高校時代は、「お勉強」と「部活」が、自分の中での大きな二大要素となっています。

けれど、大学とは、「学びを更に深めていく」場所。これまでの二大要素とは決定的に違ってくるのです。

もし、教育学部で、教師になることを夢見ている子がいたとして、

その子が、もし、生徒のために「絶対によい先生になりたい!」と強く願っているとするならば、

単位を取るためだけの無駄なお勉強ばかりではなく、

実際に現場に出て子どもたちを目の前にした時に活きてはたらく、

より専門的な知識・理論を習得するというような「より深い学び」や「実習」、

多くの人たちと関わりあうサークル活動や自主的なボランティア活動、

はたまた、アルバイトだって、恋愛だって、教員としての資質をより深め、幅を広げてくれるものとなります。

やろうと思えば、将来に繋がる「生きた学び」なんて、腐るほどあるのです。

それが大学生活だと思うのです。

 

悩んでばかりいると、日が暮れちゃうよ。

 

若者は、大きな目標を定めたら、もっとしなやかでいいのです。

 

(つぶやき)

ごめんなさい。後半部分は「お悩み相談」の回答のようになってしまいましたね…。

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私、日本海に沈む夕日が大好きなのですが、今日の写真は太平洋側・三陸の夕景です。