♯その日の気分

♪ お気楽・徒然・心のままに ♪

1.12 「夢」を紡いでくれた企業支援。

今日の気分は、

「前途洋々」的な気分であります。

 

日本全国、今日が「成人式」というところが多いのでしょうか。

 

本日の新聞に、

「映像タイムカプセル開封・上映会」という見出しの記事が載っておりました。

 

この「タイムカプセル」とは、

東日本大震災発災直後に小学6年生になった子どもたちの、

震災から11ヶ月経った時に収録された映像が入っているものであり、

その内容は、個人個人が、

「今の気持ち(伝えたいこと)」

「20歳になった自分や友人へのメッセージ」が収録されており、

 それを成人式を迎える前日である昨日、みんなで鑑賞しあったという内容でありました。

 

当時、これを企画・お世話してくださったのが「パナソニック」という企業さん。

きっと、松本さんという方が仕掛け人をしたに違いありません。(今でも被災地の子どもたちに心を寄せて下さっている方なのです。)

 

当時、多くの企業や団体から、その時に必要な物資をたくさん届けてもらいましたが、

こうして、先々に繋がる、子どもたちの未来に繋がる、

ある意味、「夢のある支援」をしてくださったことに、

改めて、感謝の念が湧いてくるのであります。

 

「タイムカプセル」の映像に収録されたメッセージには、

(未来の自分や友人へのメッセージ)

・「大人になった自分へ。夢に向かって頑張っていますか?震災で世界中の人たちから助けてもらったことを忘れないで。」

・「震災前よりきれいな町になっていたらいいなぁ。」

・「 "ありがとう" の言葉を忘れずに過ごしていますか?」 等々。

 

新成人となった今、「当時の自分の言葉」を聞いた感想は、

・当時の自分は、「みんなに支えられて生きることができる」と言っていて、初心に帰ろうと思った。当時の自分に恥じない生き方ができればと思う。

・今の自分も悪くないが、もう少し頑張ってみようと思った。今までは、やりたいことがあっても踏み出せない自分もいたので、これからはいろいろなことにチャレンジしてみたい。

また、東京学芸大に進み教職を目指している子は、

・震災直後で大変な状況だったことを覚えている。岩手で教員になって子どもたちを教えたい。

と、こんな感想を発表したようであります。

(以上、東海新報岩手日報の記事から)

 

実はこの子たち、私が大船渡中学校に赴任した時、中学2年生の生徒たちであり、

そんなことから、新聞の記事を読み、多くの顔が思い浮かんできたのであります。

 

震災の記憶は、辛く苦しいものではありますが、

そんな中、こうして、

子どもたちの未来に繋がる、生き方を見つ直す機会となる、

そんな支援をしてくれた企業さんに、感謝で一杯になったのであります。

 

この子たち、今頃は、午後からの成人式を終え、

当時、担任だった先生方を囲みながら、

わいわいがやがやの大宴会中なのでしょうね。

 

あの頃は、なかなか外せなかった「ハメ」を、

今夜は、大いに外していいと思いますよ!

勿論、あの厳しい先生方のことだから、激しい「檄」は飛ぶと思うけどね。^^

 

本日、新成人となった全国多くの若者たちにとって、

これから素晴らしい人生が拓かれていくことを、心から願います。

 

若者が生き生きとしている社会は、

やっぱり素敵だと思いますから。

 

(つぶやき)

この子たちが中3の時の文化祭、当時、「恋するフォーチュンクッキー」という曲に合わせて踊るダンスがyoutube上で流行っていた時代であり、この子たちも、全校生徒を巻き込んだそんなダンス動画を作成し、文化祭で発表したのを覚えています。勿論、先生方も全員で踊りましたしね。この子たち、とってもいい子たちだったのであります。

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1.12付「岩手日報」に載った写真です。

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あえて、当時のダンスの後ろ姿を(教職員)

恥ずかしながら、この子たちが中学を卒業する時に贈った曲は、これです。

「願い」youtebe

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