今日の気分は、
「前途洋々」的な気分であります。
日本全国、今日が「成人式」というところが多いのでしょうか。
本日の新聞に、
「映像タイムカプセル開封・上映会」という見出しの記事が載っておりました。
この「タイムカプセル」とは、
東日本大震災発災直後に小学6年生になった子どもたちの、
震災から11ヶ月経った時に収録された映像が入っているものであり、
その内容は、個人個人が、
「今の気持ち(伝えたいこと)」と
「20歳になった自分や友人へのメッセージ」が収録されており、
それを成人式を迎える前日である昨日、みんなで鑑賞しあったという内容でありました。
当時、これを企画・お世話してくださったのが「パナソニック」という企業さん。
きっと、松本さんという方が仕掛け人をしたに違いありません。(今でも被災地の子どもたちに心を寄せて下さっている方なのです。)
当時、多くの企業や団体から、その時に必要な物資をたくさん届けてもらいましたが、
こうして、先々に繋がる、子どもたちの未来に繋がる、
ある意味、「夢のある支援」をしてくださったことに、
改めて、感謝の念が湧いてくるのであります。
「タイムカプセル」の映像に収録されたメッセージには、
(未来の自分や友人へのメッセージ)
・「大人になった自分へ。夢に向かって頑張っていますか?震災で世界中の人たちから助けてもらったことを忘れないで。」
・「震災前よりきれいな町になっていたらいいなぁ。」
・「 "ありがとう" の言葉を忘れずに過ごしていますか?」 等々。
新成人となった今、「当時の自分の言葉」を聞いた感想は、
・当時の自分は、「みんなに支えられて生きることができる」と言っていて、初心に帰ろうと思った。当時の自分に恥じない生き方ができればと思う。
・今の自分も悪くないが、もう少し頑張ってみようと思った。今までは、やりたいことがあっても踏み出せない自分もいたので、これからはいろいろなことにチャレンジしてみたい。
また、東京学芸大に進み教職を目指している子は、
・震災直後で大変な状況だったことを覚えている。岩手で教員になって子どもたちを教えたい。
と、こんな感想を発表したようであります。
実はこの子たち、私が大船渡中学校に赴任した時、中学2年生の生徒たちであり、
そんなことから、新聞の記事を読み、多くの顔が思い浮かんできたのであります。
震災の記憶は、辛く苦しいものではありますが、
そんな中、こうして、
子どもたちの未来に繋がる、生き方を見つ直す機会となる、
そんな支援をしてくれた企業さんに、感謝で一杯になったのであります。
この子たち、今頃は、午後からの成人式を終え、
当時、担任だった先生方を囲みながら、
わいわいがやがやの大宴会中なのでしょうね。
あの頃は、なかなか外せなかった「ハメ」を、
今夜は、大いに外していいと思いますよ!
勿論、あの厳しい先生方のことだから、激しい「檄」は飛ぶと思うけどね。^^
本日、新成人となった全国多くの若者たちにとって、
これから素晴らしい人生が拓かれていくことを、心から願います。
若者が生き生きとしている社会は、
やっぱり素敵だと思いますから。
(つぶやき)
この子たちが中3の時の文化祭、当時、「恋するフォーチュンクッキー」という曲に合わせて踊るダンスがyoutube上で流行っていた時代であり、この子たちも、全校生徒を巻き込んだそんなダンス動画を作成し、文化祭で発表したのを覚えています。勿論、先生方も全員で踊りましたしね。この子たち、とってもいい子たちだったのであります。
恥ずかしながら、この子たちが中学を卒業する時に贈った曲は、これです。