♯その日の気分

♪ お気楽・徒然・心のままに ♪

5.14 先生方、どうか急かないで下さいね。

お天気はすこぶる良いのですが、

もの凄い強い風が吹き荒れる陸前高田市であります。

 

癖とはなかなか抜けないもので、

こんな日には、子どもたちの下校は大丈夫だろうか…と、

そんな心配をしてしまいます。

大きな建物のない、ただただだだっ広い中の道を下校する子どもたち。

強風で、何が飛んでくるかもわかりません。

無事の帰宅を祈ります。

 

さて、コロナ関係での臨時休校が解け、

一週間丸々学校で過ごすのは、

今週が初めてではないでしょうか。

 

そんな中、これからの一年を想像し、

老婆心ながら、

ちょっとだけ思うことがあるのです。

それは、

「先生方、急かないで下さいね。」ということ。

 

至極あたりまえのことではありますが、

先生とは、

「一年間で教科書を全て終わらせる」という

強い意識を持っています。

 

ただ、

「またいつ休校になるかわからない」という

得体の知れない不安に包まれてしまうと、

「できる時に教科書を少しでも進んでおこう!」という意識となり、

つい、教科書を「こなす」という方向に

意識が向いてしまうような気がするのです。

更に言うと、

"子どもの姿"も見えなくなってしまうように思うのです。

 

どうか、

教科書の進度を意識するあまり

「知識の詰め込み」に終始することなく、

目の前の子どもの心と姿をしっかりと見つめつつ、

教員であれば皆さんご存知である

「育てる力」を見失わないでいただきたいと、

そんな風に思うのです。

 

コロナ感染防止の取り組みをしつつ、

通常の学校生活となっていない状況下で、

これは、"言うは易く行うは難し"なのかもしれませんが、

 

ですが、

このことが、

本当の意味での「学びの保障」なのではないかと思っています。

 

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