お天気はすこぶる良いのですが、
もの凄い強い風が吹き荒れる陸前高田市であります。
癖とはなかなか抜けないもので、
こんな日には、子どもたちの下校は大丈夫だろうか…と、
そんな心配をしてしまいます。
大きな建物のない、ただただだだっ広い中の道を下校する子どもたち。
強風で、何が飛んでくるかもわかりません。
無事の帰宅を祈ります。
さて、コロナ関係での臨時休校が解け、
一週間丸々学校で過ごすのは、
今週が初めてではないでしょうか。
そんな中、これからの一年を想像し、
老婆心ながら、
ちょっとだけ思うことがあるのです。
それは、
「先生方、急かないで下さいね。」ということ。
至極あたりまえのことではありますが、
先生とは、
「一年間で教科書を全て終わらせる」という
強い意識を持っています。
ただ、
「またいつ休校になるかわからない」という
得体の知れない不安に包まれてしまうと、
「できる時に教科書を少しでも進んでおこう!」という意識となり、
つい、教科書を「こなす」という方向に
意識が向いてしまうような気がするのです。
更に言うと、
"子どもの姿"も見えなくなってしまうように思うのです。
どうか、
教科書の進度を意識するあまり
「知識の詰め込み」に終始することなく、
目の前の子どもの心と姿をしっかりと見つめつつ、
教員であれば皆さんご存知である
「育てる力」を見失わないでいただきたいと、
そんな風に思うのです。
コロナ感染防止の取り組みをしつつ、
通常の学校生活となっていない状況下で、
これは、"言うは易く行うは難し"なのかもしれませんが、
ですが、
このことが、
本当の意味での「学びの保障」なのではないかと思っています。