「学びを止めない」
これは、コロナ禍での文部科学省の方針です。
私、この考え方に大賛成なのです。
一年半以上も前のこと、
全国の学校が、その地域の感染状況など度外視で、
ある意味、鶴の一声で全国一律に「休校」となり、
「みんなの為の我慢だもの…」と
無念な思いを胸に閉じ込めつつ
卒業式を奪われた全国の生徒や保護者たち。
これは、
今の感染状況に比べれば遥かに低い時代のことです。
文部科学省の言う「学びを止めない」という言葉、
私には、
「ありorなしの二択ばかりではなく、これまでの既成概念を超えて、多くの人の力と知恵を借りて、やれる方法を考えましょうよ」と、
そんな風に聞こえるのです。
今日の新聞に、
隣町の市内小学校陸上記録会のことが載っておりました。
これは、例年であれば、
市内の小学生が一堂に会して記録会を行うのですが、
コロナの感染拡大を受け、
今回はそれぞれの学校単位で陸上記録会を行い、
順位は付けず記録証を授与する方式にしたとか。
こんな工夫が、
とっても素敵だなと思いました。
子どもたちの意識、
特にも6年生の子どもたちの意識の中には、
「小学校時代の記録会」は残りますものね。
秋、中学校では、
職場体験学習や修学旅行といった行事が予定されているように思います。
きっとそこでも、
感染防止を最重要と捉えつつ、
これまでの概念を超えた様々な工夫がなされていくようにも思います。
政治家の政治的パフォーマンスによる方策の打ち出しは、
どこか腑に落ちないものばかりですが、
子どもたちのための知恵絞りは、
とても応援したくなってしまいます。
大変難しい状況、局面ではありますが、
先生方、どうかがんばってください。
(参考)