♯その日の気分

♪ お気楽・徒然・心のままに ♪

8.16 終戦の日に思う。

昨日が「終戦の日」ということもあり、

今日は、少々、理屈っぽい文章となります。

どうか、許してください。

 

今日でお盆休みも終わり、明日からまた社会全体が動き出すこととなります。

会社や職場だけではなく、学校もそろそろ二学期が始まる頃であり、きっと、今から多くの人たちが、気が重いなぁ〜と、ボヤいているのではないでしょうか。

そんな中、今年の夏はコロナ禍での「特別な夏」となりました。

帰省の自粛等はあったものの、今後二週間の全国の状況がとても心配されるところです。

 

日本の社会全体が再び動きだすお盆明け、その直前が、昨日の「終戦記念日」でありました。

この終戦の日もまた、大き過ぎる犠牲を払いつつ、大きな意味で日本という国が再スタートを切った日となったのだと思っています。

 

この終戦の日に、いつも思い出されることが二つあるのです。

それは、

日本国憲法の前文のこと と、

・沖縄のバスガイドさんが語ってくれたお話のこと

 

ちょっと、憲法の前文を書き出してみますね。

日本国憲法(前文)衆議院のページより引用)

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/dl-constitution.htm

 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅排除する。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ

 

皆さんは既にお気づきかもしれませんが、各段落の書き出しの全てが、「日本国民は」とか「われらは」になっているのです。つまり、国があって国民があるのではなく、国民があって国が在る、人が国を作っていくという考え方であり、「人」が何よりも尊いという理念。

 

日々の生活に追われ、私たちが改めて憲法を読む機会はそうそうありませんが、こういう崇高な理念から今の日本は再スタートを切ったのだということは、知っていていいことだと思うのです。

そして、誰よりもこの憲法を熟知しているのが、国の偉い政治家の皆さん。

 

昨今の政治を取り巻くいろいろな出来事も含めて、今の世の中や日本という国、そして政治が、一人の人間を大切にし、こういった崇高な理念の方向に、果たした向いているのだろうかと、悲しいかな少々首を傾げたくもなってしまいます。

 

もう一つの、沖縄のバスガイドさんの語ってくれたお話のこと。

これは、かれこれ20年以上も前、岩手県内の中高生を引率して訪れた沖縄でのこと。

バスの中で、そのガイドさんが語ってくれたお話を聞きながら、口惜しさとか、憤り、そして、怒りにも似た感情がふつふつと湧き上がってきたのを覚えています。(お話の内容は、いつか機会があったら書きます。)

 

戦争とは、勝った負けただけではなく、その裏側になんと悲惨な出来事があったことか…と、教科書では教えてくれない残酷過ぎる現実を垣間見たような気持ちになったのです。

 

終戦の日」とは、

日本という国のために命を捧げた多くの人たちに哀悼の誠を捧げる日でもあり、

人とか人命とか戦争や平和、そして、国の在りようや政治を、改めて考える日のような気がしています。

 

すみません。理屈っぽい私見を書いてしまいました。

 

(つぶやき)

暑い日々ではありますが、どこか空に秋の気配が漂ってきたように思います。

さっ、明日からまたお仕事❗️コロナに気を付けつつ、がんばってくださいね❗️

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