♯その日の気分

♪ お気楽・徒然・心のままに ♪

8.21 夢を叶える原動力。

 

「教員採用試験の一次試験を通過しました〜!」

 

昨日、こんな嬉しいメールが届いたのです。

 

勿論、まだ二次試験が残っている訳で、それを突破しない限り合格とはならないのですが、夢にグッと近づいたことはまちがいない訳で、心一杯の「おめでとう❗️」を伝えました。

 

実は私、大学卒業後、教員採用試験に一度失敗しており、岩手の教員採用試験しか受けていなったこともあり、「目の前真っ暗…どうしよう…。」という体験があるのです。

ですので、今回の一次合格連絡は、我が事のように嬉しかったのであります。

 

そう言えば、そんな目の前真っ暗状態の時、夢を諦めずにいられたのは、教育実習で出会った子どもたちのお陰だったなぁと、そんなことを思い出します。

 

(さっ、ここからは延々と私の思い出話が続きます。)

 

教師になりたいという夢を抱き、大学も教育学部に入りました。

きっとその時の心は、「まっ、先生にでもなろうかなっ。」という程度だったように思います。

そして、月日は流れ、教育実習。期間は確か6週間という長丁場だったように記憶しています。

私が配属された実習校は大学の附属小学校、配属学年は4年生であり、10歳の子どもたちはそれはそれは幼く見えました。

その実習はといえば、普段は怠惰な学生生活をしていたにもかかわらず、朝早く学校に行き、授業参観や授業の準備、指導案の作成、実際の授業、担当の先生との打ち合わせ、そして、一日の出来事を「実習録」にまとめる等々、一日が慌ただしく流れるように過ぎていき、帰宅後、実習録をまとめ終え布団に入るのはいつも午前様という結構ハードな生活でありました。

ただ、どんなに忙しい日でも、学校の休み時間に子どもたちと遊ぶことだけは一日も欠かさなかったように思います。 

「実習録のまとめや資料作成は夜だってできる。けれど、子どもたちと遊んだり話したりするのは昼休みの今しかできない。」といったような思考だったように思います。

時間と遊びとふれあいと会話は、子どもたちと私の心の距離をどんどん縮めていきます。いつしか、あの子たちのことが好きで好きで堪らなくなっていったのであります。

そして、時間は流れ、教育実習最終日、学級でのお別れ会、子どもたちの前での最後の挨拶。

顔を上げて学級全体を見渡すと、泣いて目を真っ赤にしている多くの子どもたちがそこにはおりました。

そんな姿を見た瞬間、溢れるものを堪えることができず、恥ずかしながら子どもたちへの最後の挨拶が言えなかったのであります。

こうして私の教育実習は終わったのです。

 

実習を終え、最終的に私の心に強く残ったことは、

「絶対にセンセイになりたい❗️」という強い思いと、

「子どもたちにとって少しでもいい先生になりたいなぁ〜。」という思い。

 

ですので、採用試験を落ち不安の中に佇んでいた時、私を支えてくれたのは、実習の頃の思い出ということになり、

言い方を変えれば、夢を叶える原動力となったのはあの子達との教育実習の思い出だったのです。

 

教員採用試験と聞くと→試験に落ちた時の不安を思い出し→その時の頑張りの原動力だった教育実習を思い出す、という図式から、

今日は、こんなことを書いてしまいました。長々とごめんなさい。

 

〈教員採用試験真っ最中の人へ〉

・そもそも何故センセイになりたいと思ったのか?という、そもそもを大切にして下さいね。どこかから借りてきた飾った言葉で面接をそつなくクリアしようなんて思わないで下さいね。何でもそう、一番大切なことは、そもそもの中にありますのでね。

〈これから教育実習を迎えようとしている人がいるのなら〉

・指導案とか授業・指導技術なんて後でいくらでも身に付けることができるから、まずは、目の前の子どもたちにど〜んと全力で向き合って下さいね。それが、一番の実習になりますのでね。

 

(つぶやき)

実は、実習中の子どもたちとはたった6週間程度の繋がりだったのに、その後も何年も何年も繋がり続け、私の子どもが産まれた時はわざわざ病院までかけつけてくれたり、彼らが大人になってからは、慶應大学病院に勤めていますとか、北海道のTV局でキャスターやってますとか、そんな連絡も。ちなみにその子達、今年で50歳になってます。笑

本日の午後は「車のエアコン修理 & 秘密デート」でこんなところに出かけてきました。やっぱり、海や海辺って好きです。

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