毎日飲むお薬が切れることを忘れており、今日は、慌てて病院へ。
採血の際、私の前には、かなり腰の曲がったおばあちゃんが採血をしておりました。
きっと若い頃から苦労された方なのだろうな…と、そんなことを思いながら見つめてもおりました。
そのおばあちゃん、採血を終え立ち上がろうとした時、少々よろめかれ歩くこともままならないように思いましたが、
その後、自分が座っていた椅子を採血台の下にす〜っと入れ込み、その部屋を出て行かれたのです。
身に付いたものは、自然に出てくる。
一瞬の何気ない出来事だったのですが、
「このおばあちゃん、素敵だな〜。」って、そんな風に思ったのです。
椅子を机の下に入れ込むということだけの話ではなく、
また、「エチケット」という言葉で括られるようなものでもなく、
こういったたぐいのこと、うまく言えませんが、気遣いとか美しく生きるとかいうことは、
自分でも知らず知らずのうちに少しは身につけてきたように思うのですが、
これって何故そうできるようになったんだろう?とも思うのです。
そんなおばあちゃんの姿に人知れず感激しながら、
昔、目にしたことのある「アメリカインディアンの教え」を思い出したのです。
親であれ祖父母であれ何であれ、子どもの周りにいる大人たちの
行動や言葉、しぐさや感情、接し方や抱く価値観が、
子どもの「生き方学び」にダイレクトに繋がっていくということかもしれません。
何度かここにも書きましたが、
子どもは親が願ったようには育たない。見たように育つ。
といったところでしょうか。
今日のおばあちゃんの素敵な姿から、
こんなことを思った恐怖の通院の日でありました。
(血糖値A1c結果は、GOOD❗️ただ、フルーツの食べ過ぎ注意。実りの秋なのにね…。)
(つぶやき)
わが子たちはもう既に大人になってしまいましたが、「あぁ…、わが子に大変な姿を見せてしまったなぁ〜。」と後悔しきり、冷や汗脂汗状態です。
ただ、今日、娘の車の修理が終わり車を引き取りに行ったのですが、少々訳ありでかなり修理工場の人にご苦労をおかけしたのです。通常であれば、修理代をお支払いしそれでおしまいなのですが、娘は菓子折を持参しお礼と共に手渡しておりました。こんなこと必要のないことなのかもしれませんが、そんな娘の心が妙に嬉しかったのであります。(ハイ、親バカです。)