♯その日の気分

♪ お気楽・徒然・心のままに ♪

7.9 お弁当・親子

 

お声がけがあり、

PTA主催の「家庭教育学級」なるもので

小中学生を持つ親の皆さんを前に

お話をすることになったのです。

 

それは、以前勤めた中学校区でのもの。

 

その中学に赴任した直後、

前年度の学校評価アンケート(保護者用)の中に、

「学校の様子がもっと知りたい」と書かれた一行を見つけたのです。

 

それならば…と、

ネット社会でもあるし、

やったこともないブログなるものを始めることに。

 

ある意味、無謀なトライでもありましたが、

続けてみて、

もし意味がなかったらやめてもいいや!と、

まずはやってみよう精神でスタートさせたのです。

 

始めてみると、思いの外、保護者や教育関係者が見てくれ、

多い年には、年間14万アクセス程にものぼり、

嬉しい誤算でもありました。

 

その学校ブログは、

今でも続いているようであります。

 

それは、「校長室の窓」というもの。

 

当時、

生徒たちの様子をメインにした内容でありましたが、

もう一つ大切にしたことは、

「親子」というキーワード。

 

このような企業CMも、

よく紹介したものです。

youtu.be

 

なぜ、今、涙が出るのだろう。

 

子どもは子ども時代、

「母親の朝」を想像できない。

 

けれど、

久しぶりに目にし、味わったお弁当から、

大人になって初めて

「母親の朝の姿」が想像できる。

 

誰よりも早起きをし、

わが子のお昼時間を想像しながら

少しでも美味しくとおかずをこしらえ、

炊き立てのご飯をお弁当箱に詰める。

 

こんな「朝の姿」が

リアルに想像できる。

 

その時に見えるもの、

鮮明な記憶として残っているものもあるけれど、

 

ずっと後になって気づくもの、

大人になって感じるもの、見えてくるものが、

間違いなくある。

 

母親の目に見えない愛情とは、

あたたかくも、深いものですね。

 

そして、それは、

間違いなく伝わり、残っている。

 

日々、一杯一杯かもしれませんが、

もしかしたら、

子どもと共に過ごす時間は、

思うほど長くはないのかもしれませんよ。

 

そう思いません?

わが子を巣立たせてしまった皆さん。

 

てなことを、

当時、伝えていたように思います。

 

今回の「家庭教育学級」、

プレッシャーはありますが、

あの校区の親たちに会えることが

どこか楽しみなのであります。

 

この家庭教育学級までの間に、

例の原稿も書かなければならないし、

三つの講演の準備もしなければならないのに、

意識は、何故か、こっちに。。笑

 

それだけ、

あの学校の子どもたちや親が大好きでしたし、

思い出が色濃かったのでしょうね。

 

それにしても、

企業とは本当に素敵なCMを作るものです。

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