「暴君」という言葉があります。
辞書には、
1 人民を苦しめる暴虐な君主。
2 ひとり横暴に振る舞う者。
どんなに小さな組織であれ、
国という大きな組織であれ、
そこには必ずリーダーがいて
まちがいなく、側近とか幹部と呼ばれる
「取り巻き」の人たちがいる。
ん?「取り巻き」?
普段、何気なく使っているこの言葉の意味を調べてみると、
1 とりまくこと。まわりをぐるりと囲むこと。
2 人にまつわりついて機嫌をとること。権勢のある人にこびへつらうこと。また、その人。
ウクライナのこと、
Twitter上には多くの情報が溢れています。
そのどれが真実で、何がフェイクで、どれが捏造された策略的なものなのか、
見極めるのはなかなか難しいことなのですが、
間違いのない「事実」は、
■ あの国が、ウクライナに侵入し攻撃しているということ。
■ 結果、多くの死傷者が出ているということ(ウクライナの子どもを含めた市民・軍人、ロシアの軍人も)
■ ウクライナ国内
・街が破壊されているということ(住む家を失うことを含む)
・日常を奪われ、避難(地下壕、地下室、国外)を余儀なくされ、家族が離散せざるを得ない状況になっているということ。
・人々(特に、子どもや女性)の心は、昼夜を問わず恐怖心に支配されているということ。
あの国の指導者と、
その側近たちのことが、
本日辞書で調べた二つの単語の「2の意味」ように思えて
仕方ないのであります。
「取り巻き」だけではなく、
直接意見の具申などを行うことができる
「補佐官」のような人が居てくれたら…とも。
多くの人命がかかっているというのに…。
多くの悲しみを生んでいるというのに…。
砲撃を受け、子どもが手当の甲斐もなく亡くなったり
地下で涙を浮かべながら身を潜めている子どもの様子をニュースで見るにつけ
心が締め付けられるような気持ちになります。
どんな理由や理屈立てがあろうとも、
「方法」が、決定的に間違っています。
(つぶやき)
「暴君」と「取り巻き」、これは何も国家に限ったことではないように思うのです。小さな単位、小さな集団にもそれと似たようなものが存在したりします。特に、仕事上の集団に。あなたの周りに「暴君もどき」さんや、その「取り巻き」さんたちがいたりしませんか?または、そんなことを感じた経験はありませんか?そんな中にあっては、人知れず苦しんでいる人もまた存在するものです。
この写真は、プラハやベルリンでの今回の反戦平和集会の写真のようであります。顔は見えないのですが、人の心のエネルギーを感じます。「平和」とはあたりまえではないのかもしれません。(写真はTwitterから)
「赤い国」が「黄色の国」をあの手この手を駆使し理不尽に攻撃している。遠い場所での出来事のように思ってしまいがちですが、赤い国の西隣がウクライナ、東隣は…。