今日はおふくろの88歳の誕生日。
昨年は大きな手術も経験し、
少々覚悟を決めたようなこともありましたが、
腰が少し曲がってはきたものの、
身の回りのことは全て自分でやる
そんな元気さと気丈さを持っており、
ありがたく思っています。
どんなことでも、生きているうち。
親孝行らしいことは
そうそうできてはいませんが、
少しでも快適に
一日でも長く生きて欲しいものだなぁと、
そんなことを願います。
そんなおふくろの最近のお気に入りは、
彼女の部屋の外に出してもらった濡れ縁と、
増築した和室、そして、2階からの眺め。
お天気の良い日は、
日中の多くをこの和室で過ごし、
時折、階段を上がり景色を眺める。
教え子たちに、
いい物を作ったもらったなぁと、
改めて感謝の年が湧いてきます。
大きなお楽しみなんてないけれど、
日々穏やかに
小な幸せを噛みしめながら暮らす。
こういうのって、
歳をとってからの
一つの生き方かもしれないなぁと、
彼女の後姿を見つめながら思うのです。
こんな人生の価値観も
ありだなっ…て。
(つぶやき)
世の中のお年寄りの姿を見た時、この世代の人たちが必死に頑張り、昭和の高度成長期といいますか今の世の中の礎を作ってきてくれたんだな…とそんなことを思います。今の時流に乗れないからといって粗末になんかできませんよね。そんなある種の尊敬の念だけは持ちたいものだなぁと。