今日の気分は
「親父を思い出す」的な気分であります。
年の瀬押し迫った28日、
多くの皆さんは慌ただしく過ごしているのでしょうね。
今日は、半日かけて、こういうものを作ったのです。
「幣束」(へいそく)
私が子どもの頃には、傍で親父に教えてもらいながら作ったものです。(正確に言えば、作らされた。)
親父が亡くなってからは、
親父が残した「見本」のようなものを頼りに、何とか作っておりました。
そんな「形見の見本も」、震災で失ってしまいましたので、
今日は、幼い頃の記憶を頼りに、悪戦苦闘の連続…。
半日もかかってしまったのであります。
「幣束」、
買えばそれで済ませることもできるのでしょうが、
なぜか、今回は作りたくなったのです。
まもなく、息子や孫も帰省してきますが、
こんなちっぽけなことでも、
彼らに、亡き親父のものを少しでも繋いでいけたらなっ…て、
そんなことを微かに思ったのかもしれません。
今日のこの時間、
親父と時間を共にしたような、
そんな不思議な気持ちになったのであります。
「居ないけど、居る。」
こんな世界も、ありですね。