今日の気分は、
「しみじみと一年を思う」的な気分であります。
今日は、大晦日。
今日の一日、
間もなく迎える新しい年を待ち望むというよりは、
2019年というこの一年を、妙に振り返ってしまう、そんな一日でありました。
歳をとればとる程、「人ってありがたいなぁ…。」と、
しみじみと感じ入ってしまうことが多くなり、
今年もまた、そんな幸せを感じさせていただいた一年となりました。
ただ、広く、世の中全体を見渡した時、
子どもの深刻ないじめや不登校などの問題、更には、自死に至るという悲し過ぎる出来事、
教職員においては、教員間のいじめや、パワハラ、セクハラ、盗撮、薬物等、信じられないような事件や不祥事が続発、
また、家庭においては、虐待や貧困問題などなど・・・・、
悲しみを通り越し、心が痛くなるような出来事が毎日のように起きた年でもあったように思います。
このことにどこか共通しているものは、「心」。
「人を人として見ていない」とか、
「人との関係性の希薄さ」や、それ故の「孤立を恐れる心理」、
こんなものが見え隠れしているように思うのです。
相手を一個の人間として見ていれば、こんなことはできませんもの。
相手を大切な一人の人間なんだと思えば、こんなことはできないはずですもの。
人を人とは思わないような風潮、
自分さえよければそれでいいというような風潮、
こんなものが、世の中に(大人社会でも子ども社会でも)、
知らず知らずのうちに蔓延していなければいいな…と、強く思ってしまいます。
新しい年の2020年、
東京オリンピックが開催され、多くの海外の方々を「おもてなし」しようと、
東京だけではなく国を挙げてその取り組みが加速していくはずです。
そんな「おもてなしの心」、
これは、日本人が古くから持つ、人としての内なる文化。
もっと言えば、「相手(人)を大切にする」という文化を持つ国のように思うのです。
であるのなら、
すぐ隣にいるあの人にも優しくできるのではないだろうか…、
一人ぽつんとしているあの子にも声をかけてあげることができるのではないか…と、
そんなことを思ってしまいます。
目立つこと、外向きのことへの「おもてなしの心」も、
それはそれで、大切なことだとは思いますが、
自分のすぐ隣に居る人への「小さなおもてなし心」、
そんな心が、自分の身の回りの小さな世界でどんどん広がっていくこと、
それが、きっと、新しい年を素敵なものにしてくれるのではないだろうか…と、
そんなことを思う、大晦日の夜であります。
悲し過ぎるニュースは、もう見たくないのです。
夢の溢れる、
可能性にみんながわくわくする、
そんな新年でありますように。
追伸
・ブログを読んで下さっている皆さん、プログを始めて二ヶ月、お付き合いいただき本当にありがとうございました。感謝しています。