今日の気分は、
「若者の純粋さを思う」的な気分であります。
今週末は、全国多くの市町村で「成人式」が行われるようであります。
一時期、「荒れる成人式」のように言われ、
TVニュースでは、全国あちこちでの、若者たちの「荒れっぷり」が報道されたものです。
そもそもこの「成人式」なるものは、終戦直後、戦争で荒廃していた中、
大人になったばかりの若者たちに、少しでも希望をもってもらい、
励まし、祝う、そんな会であったようです。
そして、昔も今も、主役は二十歳になった若者たち。
大人たちみんなで、心から祝福してあげたいものですね。
今日はちょっとだけ視点を変えて、
成人式を「支える人たち」のことを書きますね。
私は、多くの自治体のことを知っている訳ではありませんが、
一般的には、「実行委員会」(新成人の中から10名程度)を組織し、
その実行委員が、数ヶ月前から集まり、成人式全体の企画・立案をする。
それを、市役所(役場)の職員がサポートしながら準備をすすめ、
式当日も、実行委員と市役所職員が力を合わせて式全体を運営する。
と、こんな感じであるように思っています。
この実行委員の面々の「心意気」と「努力」に、いつも頭が下がるのであります。
彼ら、彼女らは、その日の仕事を終えて、または、学校を終えた後に集まり、
嫌な顔ひとつせず夜な夜な準備を進めます。
その心の中にあるものは、
「生涯でたった一回の成人式。当日、出席する同級生たちに少しでも心地よい思いをしてほしい。」という、
その一点だけ。
大昔、「あなた、作る人」「私、食べる人」のようなCMがありましたが、
成人式という晴れ舞台の裏側には、
こういった準備を進める若者たちの「純粋な願い」と「努力」があるということを、
当日出席する若者たち、そして、その保護者の皆さんが、
ほんの少しでも気づいてくれたらなぁ…と、そんなことを思ってしまいます。
式を終えた後、
出席した多くの若者たちから、
「ありがとう」という、たった一言の言葉かけがあるだけでも、
きっと、裏方の若者たちの努力が報われるような気がするのです。
これが、本当の意味での、
「みんなでつくる・みんなで祝う成人式」となりますものね。
日本全国、どこの市町村でも、
心の通い合う、素敵な「成人式」となることを、
心から願っています。
何でもそうです。
「裏方の存在」に気づくと、
全ての見え方が変わってきます。
こういう視点って、
とっても大事なように思うのです。
(つぶやき)
今日も載せる写真がないので、元旦に行われた「歳祝い」(今は40歳。つまり20年前に成人式をした面々)の写真を載せますね。使用前、使用後ではないですが、初々しい二十歳の若者たちも、時が経てばこうなっていくのです。人生の荒波にもまれると、人としての深みを増していくのです。司会の二人、とってもかわいいでしょ?私、この二人のこと大好きなんです。