今日の昼前のこと、
年老いたおふくろが、
珍しくこんなことを言うのです。
「今日の空は綺麗だから、見てごらん。」と。
えっ?と思いつつ、
窓を開け、見上げてみると、
そこには、こんな空が。
考えてみれば、
暫く、
空をゆったりと眺めるなんてことしてなかったなぁ…と、
コロナ関係の妙な苛立ちの中にいた自分を思ったのであります。
心の在りようで、
見えるものが違い、
その見え方もまた違ってくる。
風景だって、
出来事だって、
人だって、
おんなじなのかもしれません。
「遠くにいる友人たちは元気にしているだろうか?」と、
空に浮かぶうろこ雲を見つめながら、
そんなことも思ったのであります。